はじめまして。

はじめまして。

はじめまして。
「睡眠工房おざわ」です。

市川三郷町(旧市川大門町)に寝具店として店を構えて、96年経ちます。
創業は大正 14 年。
紆余曲折ありながらも振り返ると、時代に合わせた寝具店に変化しつづけていたことに気づきます。
父は、「小沢わた店」の5人弟妹の長男として生まれ、当時の自然の流れで店を継ぎ、3代目に。

肉は「肉屋」、魚は「魚屋」、布団は「布団屋」と、その専門のお店が町にあった時代は、「小沢わた店」もいつも人が出入りして、綿の打ち直しが仕上がるまで、お茶飲みして、世間話しして、地域のコミュニケーションの場でもありました。

時代が変わり、高度成長期。 石油製品が出始めて、寝具も化学繊維が輸入され、安価で大量の繊維品が世の中に出回るようになり、布団屋も品物を店に積んでおけば勝手に売れる、そんな時代もありました。

しかし、そんな時がいつまでもつづくはずがありません。

母は、同じ町内に住む牛や豚などの飼料を販売と、ブドウを栽培する店の7人兄姉の末っ子。 同じく、商いで生計を立てていたからか、「商売屋には行きたくない」が本音だった母です が、縁あって布団屋に嫁いで 50 年。

布団屋の仕事。嫁の仕事。母の仕事。「(小言を)言われまいと思ってやってきた。可愛くない嫁だったよね」とこぼす母は、小さい体で、日頃は朗らかにお客様とお話しして優しい雰囲気だけれど、内面は本当に根性の塊みたいな人です。
でも実は、今の「睡眠工房おざわ」を形にしたのはこの母。
「お父さん、店にお客様が来ないよ」

ショッピングセンターができ、インターネットが普及し、時代は、安価で、薄利多売で小売店が商売できる時代ではなくなってきていました。
「店が残るには・・・」
その少し前に、ある問屋さんから 「布団屋が眠りのことが分からなくてどうする?!お客様はこないよ」 「今は睡眠に悩む人が多い、睡眠に特化したお店づくりをしていかなくては!」
と言われていたことに、母が思い立ちました。
「眠らない人はいない!睡眠に特化したお店になろう!」
しかし、そこから父と母が 2 人で「睡眠に特化した寝具店」という大きな課題に取り組む には年齢からして大きな壁がいくつもあり、傍らで見ていた私は無理があるな・・・ と感じていました。
日に日に疲弊していく両親を見て見ぬ振りが出来なくなっていた私は、 「会社に辞表出してくるから。1 ヶ月何とか頑張っていて」 と、やっとの思いで伝えました。正直、将来がなくなる、、、と怖かったからです。

あれから 8 年目になります。

「お客様の為の寝具店に」
「世の中に必要とされる店に」

睡眠に関する勉強をはじめ、睡眠改善インストラクター、睡眠環境マスターアドバイザー などの資格を取り、日々更新される睡眠情報をお客様にお伝えしながら、
「お客様と一緒に、今よりも質の高い睡眠に創り上げていく」
この事を使命に「睡眠工房おざわ」と屋号にしました。
まだまだ、勉強し続けていかなくては「睡眠」という見えない課題に終わりはありませんが、ひとりでも多くのお客様に「よく眠れるようになったよー」「元気に動けるよ!」と言っていただける「睡眠工房おざわ」を目指します!

どうぞよろしくお願いいたします。

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